コロナウイルス感染症にも負けず ~カナダ留学に出発しました~
2022年1月23日(日)18時、1年生の4名がカナダ・バンクーバーに向けて日本を飛び立ちました。
一時は、コロナウイルスへの感染者数も落ち着いたように見えた日本国内でしたが、出発日前は全国で5万人、都内でも1万人を超える過去最高の感染者を数えました。成田空港の出発ロビーもさぞや閑散としているのだろうと思いきや、昨年8月に2年K組の熱田君を見送ったときと同様、エアーカナダのカウンター前だけは留学に飛び立つ多くの高校生で混み合っていました。聞けば、この日のバンクーバー行きは満席とのこと。留学を希望する高校生がいかに多いかを改めて実感しました。
機内荷物を預け入れるにも、普段よりチェック書類が多く、約1時間かけてようやく終了。カナダに入国する際も、カナダ到着から受け入れ先の家庭に落ち着くまで、8時間もかかったという留学生がいたそうです。コロナ禍であるとは理解しつつも、出入国のチェックの厳重さに驚かされます。
大きな荷物を預けた後は、出入国時と留学中の注意事項の確認。細かい説明を、東洋高校がお世話になっている留学エージェントの方から受けました。4名の東洋生はサレー地区というバンクーバー近郊、閑静な住宅街のそれぞれの高校で1年間の授業を受けることになります。
出発前、それぞれの目標を聞いてみると、C組の鈴木さんは日本と異なる国・文化の中で「視野を広げたい」と、同じC組の高橋君は、親元を離れて生活する中で、本校の校訓でもある「自律」した人になりたい、と話してくれました。また、G組の和田君は「文化の違いを肌で感じたい」ということと、「海外でも一人で生活できるような能力を身に付けたい」ということを、H組の横山君は「将来は海外大学への留学も視野に入れて、留学できるだけの英語力を身に付けたい」ということを語ってくれました。
それぞれの目標を胸に抱き、4名はこれから1年間をそれぞれの高校で学び、それぞれの家庭で生活をします。
4名が、コロナ禍でも安全に1年間を過ごしてくれることを、また、その後の人生の血肉となるような、この留学でしかできない経験をして元気に帰ってきてくれることを願うばかりです。
市川良幸