校長贅言67 推薦入試

[校長贅言]

 1月22日(金)、推薦入学試験が行われました。行われたのは推薦A(単願推薦入試)と推薦B(併願推薦入試)です。

 コロナ禍によって大学や高校でも例年と同じような選抜が実施できるのかと危ぶまれていましたが、ほぼ1週間前に、初めての「大学入学共通テスト」が行われ、大きな混乱もなく終わりました。

 都内私立高校でも、この日が推薦入試のスタートの日、どの学校でも試験のやり方や事前の準備などに、今までにない条件や工夫を加え、コロナ感染拡大防止を最優先して、受験性が安心して安全に受験できるように配慮していました。

 本校でも、1教室での受験人数は25人まで、試験前日は休校として教室には誰も立ち入らない、面接試験は中止、受験生は検温と体調チェックを行い体調がすぐれない場合は追試験を受ける……などの感染予防策のもと試験を行いました。今年度の受験生は、各校の学校説明会や各種団体が行っている大規模な受験相談会などが軒並み中止となり、受験情報が少ない中での志望校選択を迫られ、大変だったと思います。気のせいかもしれませんが、緊張の度合いがいつもの年よりも強かったようにも感じました。

 8時40分の集合時刻をめざして続々と受験生が集まります。例年だと応援する保護者も試験終了まで校舎内で待機するのですが、今回は「密」を避けるために保護者の方には入館をご遠慮いただきました。途中で体調不良となったり、電車の遅延があったりした場合にそなえて、別の受験会場も設定しましたが、使うことはありませんでした。当初、心配されていた「濃厚接触」という判定のための欠席者もほぼおらず、全員が無事に3科の適性検査を終えることができました。天気にもめぐまれて前日までの寒気が緩んだ一日でしたが、受験生のみなさん、お疲れ様でした。(1月25日)

保護者の応援は入口まで。

ピロティで上履きに履き替えて検温です。

前後左右、机を1つ明けての配置。

待ち時間にも今までの復習。

例年より高い緊張感が漂う。