校長贅言58 徐々に日常生活が
6月1日の学校再開から1週間。第1週はオリエンテーションや健康診断などと自宅でのオンラインによる学習支援ばかりでしたが、本日からは教員との対面による授業がひさびさにスタート。
厚生労働省や東京都の指針に沿って、感染を抑止するため、今週は各クラスを2分割して、午前と午後に分けて分散登校、それぞれ40分に短縮した授業を3コマ受けます。2・3年生にとって対面授業は足掛け4カ月ぶり(2月21日が前年度最後の授業)、自宅にいる午前または午後には、これまでと同様のオンラインの学習支援があります。1年生は、オリエンテーション期間のプログラムが終わっていないため、本日はスタディーサポートの学習状況リサーチ(これまでの学習のありかたを分析する)です。
ひさしぶりの授業ということ、少人数であることから生徒はみな集中して授業に取り組んでいました。ふだんから私語をする生徒はほとんどいませんが、ソーシャルディスタンスを一人ひとりが意識しているということでしょう。ただ、先生方は、7月上旬並という陽気(最高気温28度)でエアコンをつけている教室内でも、マスクとフェイスシールドをつけての授業は息苦しそうです。職員室に戻ってきたときには、だれもが汗びっしょりです。体育も、2ヵ月の「ステイ・ホーム」直後なので柔軟体操から。もちろんマスク着用です。
第1学年のクラス数が予定以上に多くなってしまったので、中には会議室や図書館を使っての選択授業も展開されています。新任の先生も、今までタブレットを通して指導を受けてきましたが、実際の対面は初めて、というケースもあります。
授業が終わると、担任の先生方は消毒薬で机やドアノブなど生徒の手に触れたところを拭いていきます。
もっと多くの授業を受けたい、ともどかしい思いを持っている生徒もいることでしょうが、今は感染防止を大前提に、学校生活に徐々に慣らしていくことが大切です。焦らず、できることに意識を集中してがんばっていきましょう。(6月8日)