校長贅言54 先輩来校 ~OB(東京大学大学院在学中)を囲んでの座談会~

[校長贅言]

※進路を考えている2年生に、ОBから貴重なアドバイスをもらえる機会がありました。市川教頭先生の報告です。

2020年2月8日(土)、2年生の有志と、本校OBとの座談会が実施されました。

来校してくれたのは、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻国際関係論分野修士2年生に在学中の、本校OB斎藤有希君と、東京大学医学部健康総合科学科看護科学3年生に在学中の茂木麗奈さんの2名です。

斎藤君は、前日に修士論文を提出し、口頭試問を終えたばかりという厳しいスケジュールの中、「後輩たちの力になれるなら」と、来校してくれました。

東京大学への進学希望者を含む2年生有志8名との座談会。最初は緊張していたものの、会が終了するころには互いがすっかり打ち解けていました。「どのような高校生活を送っていたのか」や「現在どのような研究をしているのか」、「高校と大学の授業とはどのように違うのか」といったような質問から、「ミス・コンにはどのような人が出るのか」、「東大の女子学生は東大の男子学生としか付き合わないというのは本当か」などといった質問まで、硬軟織り交ぜた質問が飛び交い、会場の図書館内は和やかな雰囲気に包まれていました。

東京大学を志望する生徒の関心は、やはり受験勉強についてのものが多く、「受験期のメンタルをどのように保つのか」ということや「受験に向かうモチベーションの作り方」ということなどの質問もありました。斎藤君は「将来の、できるだけ具体的で高い目標を掲げることがモチベーションの維持につながる。その目標を達成するためには、逆算して、現時点で何をしていなければならないかと考えるようになり、目標が高いからこそ、現在努力していることも当たり前のことなのだと考えられるようになった」と話し、生徒たちはそれぞれ納得した様子でした。

最後にはにこやかな表情で座談会を終えた一同。東京大学を目指す生徒たちと、国連に入り、世界から紛争地域をなくすという夢に向かうOB。それぞれの夢に向かう毎日を大切にしてほしいと思います。(2月17日)

茂木麗奈さん(左)と斎藤君

初めは少々ぎこちない様子でしたが‥‥

徐々に質問も意見も活発になってきます。

最後は全員で記念撮影。