校長贅言48 第20回 Speech Contest

[校長贅言]

 11月13日(水)の5・6時間目を使って、第20回スピーチコンテストが実施されました。グローバリズムという言葉が一般化して久しくなり、英語教育、国際理解の必要性が多方面から言われる中、生徒の意識も高く、多くの出場希望者から予選を勝ち抜いて、レシテーション(暗唱)部門に3名、プレゼンテーション部門(スピーチから改称)に4名の生徒が出場しました。ちなみに、選考は外国語科の教員が行いますが、このコンテストの準備、運営、司会進行はすべて英語部の生徒の手によって行われます。参加する生徒は1・2年生です。

 レシテーションは、与えられた課題を、原稿を見ずに話す種目で、プレゼンテーション部門は話す内容の選定から原稿やスライド作りまですべて出場者自身の手によるものです。どちらの部門も、発音や声量、表情や身振りなどの表現力が問われますし、プレゼンテーション部門ではその内容も審査の対象となります。

 レシテーションの課題は「Speech by Kim Nam Jun」と「Rapunzel」でした。プレゼンテーション部門では、「制服」や「高校生のアルバイト」、「死刑制度」、「ベジタリアン」といった内容の発表がありました。それぞれよく練られた内容で、表現にも工夫と苦労の跡が感じられました。

 当然のことでしょうが、登壇した直後は皆、緊張の面持ちですが、話し始めるとそれぞれ内容に合わせて表情や視線に動きをつけ、話し終わって「Thank you for listening」が終わるとほっとした表情になるのが全員に共通していて、興味深かったです。登壇した生徒だけでなく、参加した生徒全員がこのイベントを契機に、外国語に興味をもってコミュニケーションの領域を広げていけたらすばらしいと思います。

 

(11月15日・写真提供は本校写真部)

1・2年生全員の視線が集まります。

聴くほうも真剣そのものです。

はじめに「みんなが審査員になったつもりで聴いてください」とアドバイスがありました。

プレゼンテーション部門でFirst Prizeを受賞しました。

出場者全員で記念写真。

司会や運営は英語部のみなさん。


《おまけ》

 スピーチコンテスト翌日の11月14日(木)、お茶の水のホールにて、神田消防署主催の「防火のつどい」が行われ、本校も感謝状をいただきました。これは秋の火災予防週間(11/9~11/15)に合わせて、「長期間にわたり防火防災思想の普及及び人命安全対策等にご尽力いただきました方々に対し、……感謝状、表彰状を贈呈」(依頼状より)する催しとのことでした。当日は、神田消防署管内すなわち秋葉原やお茶の水、水道橋などの事業所や町内会など200ほどの団体・個人が感謝状や表彰状を授与されました。