西へ、東へ ~アイルランド1年間留学と、カナダ110日間留学に出発しました

[国際交流]

 8月26日(月)、成田空港からアイルランドのミドルトン・カレッジ(Midleton College)へ、翌27日(火)には羽田空港からカナダ・トロント郊外のセント・ピーター・カトリックセカンダリースクール(St. Peter Catholic Secondary School)へ、計5名の生徒たちが留学のために旅立ちました。

 アイルランドへの1年間留学は3年前から始められたプログラムですが、これまでの3年間で参加した生徒は女子のみでした。しかし、今年度は男子生徒3名が参加することになりました。

 男子3名に、それぞれのやりたいことを聞いてみると、「様々な国に行きたい」、「ピザ・パーティーをしたい」、「スキーに行きたい」などの返事が返ってきました。それぞれが積極的に、ヨーロッパでの生活を過ごそうとする意気込みが見られました。1年生の部谷君と薬師寺君、2年生の西川君と、それぞれが違うクラスからの参加ですが、遠く離れた地で過ごす1年間のうちには結束も強くなるように思います。手荷物検査を受けて出国ゲートに向かう際にも、一緒に笑顔で手を振る様子が見られました。

 

 また、その翌日、羽田から出発した1年生女子2名が参加したプログラムは、今年度から始められたものです。これまでカナダ留学に関しては、1年間のプログラムはあったものの(今年度も2名が参加予定です)、ブリティッシュコロンビア州へのターム留学のプログラムはありませんでした。しかし、今年度、行き先をオンタリオ州へも拡げたことで、110日間のターム留学を受け入れてくれる高校を見つけることができました。

 彼女たちの過ごすピーターボロという町は、多くの湖が点在する落ち着いた保養地で、歴史ある町としての魅力と、自然豊かな田舎としての魅力を併せ持つ場所だそうです。

 到着した翌日は、日中の気温が25℃で湿度がないという快適な気候だったということですが、冬は降雪も多く、東京では体験できない寒さを経験できるということでした。帰国予定の12月末の平均最低気温は、-10℃だそうです。

 言葉・文化・風習ばかりか気候も大きく異なる地に出発する二人に不安はないか尋ねたところ、「不安より期待のほうが大きい」という頼もしい言葉が返ってきました。「寒さも体験したい」、「現地でしかできないことを経験したい」と答えてくれた二人は、それぞれのご両親の心配をよそに、颯爽と、手荷物検査ゲートに向かって行きました。

 

 台風10号が日本列島を直撃し、飛行機の運航が不安視された今年の8月下旬でしたが、どちらのフライトにも影響はなく、無事に現地に到着することができました。

 

 それぞれの帰国する今年の12月と来年の6月、様々な経験をし、一回りも二回りも大きくなった5人に再会できることを楽しみにしています。