大学での学びを、より身近なものに(高大連携)
8月1日、順天堂大学7号館において、本校と順天堂大学との高大連携に関する調印式が行われました。
これは、互いの学校の建学の精神や教育目標を尊重し、信頼関係に基づき、双方にとってより有効な教育を構築して行くことを目標としたものです。
この高大連携によって、順天堂大学の各学部に向けた出張講義のリクエストや大学の研究室訪問、日本医学教育歴史館(東洋高校から徒歩5分。『解体新書』の実物を見ることなどができます)への訪問などを積極的に受け入れていただけるようになりました。
また、この調印式に先立つ4月19日には、大正大学の「高大接続パートナーシップ校」にも参加させていただくことになりました。この連携によって、東洋高校の生徒は大正大学内(都営三田線西巣鴨駅)の図書館に入り、自習室を自由に使うことができるようになりました。また、大学生のフィールドワークに参加させていただき、マーケティングやデータ分析などを実践的に学ぶことなどが可能になりました。
他に、これまでもお邪魔させていただいた成蹊大学構内での、東洋高校生徒のみを対象とした夏期特別講座の内容が今年度はさらに拡大するなど、大学での学問をより身近に感じられる機会が増えつつあります。
できるだけ多くの生徒に、大学の研究室での、知の最先端に触れてもらいたいと考えています。大学で見聞きする体験が、翻って高校での学習を豊かなものにし、大学のその先の将来を考えるヒントになると考えるからです。生徒たちには、偏差値の順位で選ぶ大学進学ではなく、自分が心から興味関心を持って取り組める学問研究ができる大学を世界中から選んで進学してほしいと思います。
相互が教育理念に賛同できる、大学・学部と連携することによって、これからも生徒たちに「学問研究の最先端」に触れてもらう機会を提供して行きたいと思います。