「冬のニュージーランドへ」 ~ターム留学に出発しました
東京では最高気温35℃の予報が出されていた7月19日(金)、冬のニュージーランドへ向けて、13名(Aotea Collegeへ8名、Paraparaumu Collegeへ5名)の生徒がターム留学に出発しました。
南半球のニュージーランドの当日の気温は、最高気温13℃、最低気温12℃。出発日に現地の高校の先生から送られたメールによると、ウェリントンではここ最近「快適な気候が続いている」ということでした。
例年は圧倒的に女子の多いターム留学なのですが、今年のニュージーランドは全体の半数を超える7名が男子生徒でした。これだけ男子が多いと、当日集まる際に男子と女子とに分かれてしまうのではないかと思っていましたが、男女の隔てなく楽しそうに話す姿が見られました。
出発時刻の3時間前に成田空港第一ターミナルに全員が集合し、チェックインカウンターへと向かいます。普段はスムーズに流れるチェックインですが、当日は多くの人で混み合っていました。聞くところによると、この日多くの中高生が留学に出発するそうで、オークランド行きの便は満席とのことでした。ただ、利用者数が多いにもかかわらず、10以上並んでいるニュージーランド航空の窓口が二か所しか使われておらず、しかも手作業で預入荷物のチェックをしていたことで、見る見るうちに長蛇の列になってしまいました。後でわかったことですが、折悪しく、この日多くの航空会社が利用しているセキュリティサービスにシステム障害が発生したそうで、欠航せざるを得ない便もあったようです。幸いにもニュージーランド航空の欠航はありませんでしたが、別の航空会社を利用し、その日から海外に修学旅行に行くはずだった高校生の団体が出発できなくなってしまったという話も聞きました。
機内荷物を預け入れる前には、Eチケットを家に忘れてきていたり、預け入れ荷物の中にバッテリーを入れてしまっていたり、重量オーバーでスーツケースの中身を整理し直したりと、個々のトラブルもありましたが、難なきを得て、全員が保安検査場へと向かうことができました。
いざ、別れの場面になると、笑顔あり、涙ありで、出発する生徒たちにとっても見送る家族にとっても様々な思いの溢れる時間となったようでしたが、最後はそれぞれが笑顔で出国審査へと向かって行きました。
今回13名が学ぶニュージーランドの2校には、現在1名ずつが高校2年生として1年間の留学期間を過ごしていますので、それらの留学生から得られる情報が、今回出発した留学生たちの学校生活を助けてくれるのではないかと思います。
帰国する9月の下旬、それぞれの生徒たちから「人生で一番濃い時間を過ごした」という嬉しい声を聴くことを楽しみにしています。