今年度ニュージーランドから2校目、Paraparaumu Collegeの皆さんが来校しました。
アオテア高校の来訪を受けてから10日目の4月22日(月)、同じニュージーランドから、今度はパラパラウム高校の皆さんが本校を訪れました。
パラパラウム高校もアオテア高校と同様に、本校からの留学生を毎年受け入れてくださり、現在も1年間留学の生徒がお世話になっている学校です。今回は、先生二人を含めた19名が東洋高校を訪問してくれました。
朝10時30分に到着した一行は、そのまま2階カフェテリアへ。パラパラウムの生徒たちがまず興味を示したのは、おにぎりやパンの入った食べ物の自動販売機でした。そのあとすぐに2階会議室に移動し、昨年度と一昨年度にパラパラウムへ留学した本校生徒の合流を待ち、一緒に校舎内の見学(案内)へと出かけました。パラパラウムの一行は、目の前をJRの電車が行き来していることに驚き、次に移動した13階屋上では、これも目の前に見える遊園地のローラーコースターと東京ドームに興味津々でした。彼らの住むウェリントンには東京ドームシティのようなアミューズメントパークはないため、学校の目の前に広がる景色は新鮮な景色に映ったことと思います。彼らは、本校を訪問した翌日は東京ディズニーランドに行くということでした。
屋上の後は、8階の特別教室から普通教室を経由し、3階の図書館へ。副校長のAndrea先生は「素晴らしい」を連呼していらっしゃいました。生徒たちもそれぞれ興味のある本や雑誌を手に取っていました。図書館からは再度2階カフェテリアを経由し、地下1階の小体育館と柔道場へ。小体育館では生徒会長の板橋君とパラパラウム高校の富田先生との、見事な竹刀の打ち込みを見ることができました。実は、富田先生は剣道の経験者で、日本に住んでいた中学生時代に、東京都で2位になったことがあるそうです。富田先生の竹刀捌きを初めて見たパラパラウムの生徒たちからは、自然と拍手が起こりました。その後、柔道場の青畳の感触を初めて経験した生徒たちは、そのクッションを確かめるように各々飛び跳ね、さらに地下2階のトレーニングルームでは、ラットプルダウンのマシンを楽しんでいました。
地下2階の体育館で各々写真を撮り、再び2階会議室へ。「通学にどのくらいの時間がかかるのか」という話などをしながら、東京とパラパラウムとの違いを確認していました。パラパラウムの生徒の一人は、学校から30分ほど離れた海の近くに住んでいるということでしたが、家の大きさを尋ねられ、「ベッドルームが九つある」と話していました。何気ない話の中にも、環境の違いが顔を覗かせます。
1時間半ほどの短い交流時間でしたが、かつてパラパラウム高校に通った本校生徒たちにとっては、留学していた頃のことを思い出す懐かしい時間になったと思います。また、久しぶりのキーウィとの英会話も、生徒たちの脳を活性化したのではないかと思います。
富田先生の、「ぜひまたパラパラウムに遊びに来てください」という言葉にそれぞれが笑顔で応え、別れがたい貴重な時間を終えました。