第3学年で模擬選挙を実施しました。

[ニュース]

 4月24日(水)5時間目の「総合的な探究の時間」に第3学年では模擬投票を行いました。2015年に選挙権が18歳に引き下げられて以来、模擬選挙を毎年実施しています。今年は直近の4月28日(日)に衆議院補欠選挙があり、実際に投票に行く生徒がおりますので、模擬選挙の投開票日をこの日に定めました。1週間前の4月17日(水)には選挙のガイダンスを行い、選挙公報とマニフェストを廊下の人目につく場所に掲示しました。

廊下に掲示された選挙公報とマニュフェスト。投票前には人だかりができていました。

 本校では過去に実際に行われた衆議院議員選挙の小選挙区と比例区を設定します。そして千代田区選挙管理委員会のご協力により、実際に使用されている投票箱や記載台を借用して投票が行われるため、模擬選挙の投票所は実際の投票所と変わりはありません。2年生の選挙管理委員会の生徒が立会人を務めつつ、3年生全員がおのおの投票所整理券を持ち、小選挙区、比例代表の順番で投票を済ませました。

本物の記載台や投票箱に緊張感が漂います。

選挙管理委員会の2年生が協力してくれました。

「投票するとき、緊張しました。」と答えた生徒もいました。

 6時間目のLHRには模擬投票に合わせて、政治に関するグループディスカッションを行い、生徒は盛んに意見を出し合いました。昨年秋から政治資金パーティーと裏金の問題が明るみになり、新聞やニュースで目にしない日はありません。我々の投票によって国会に送り出す政治家の資質が大いに問われています。近ごろの選挙では20代・30代の投票率が低迷していますが、模擬選挙を経験した本校の生徒が生涯にわたって選挙を棄権することなく、政治に関心をもって主体的に選挙に参加することを願っています。なお、5月11日(土)にはより実際の選挙に近づけるため、3年生は自主的に投票を行います。高い投票率を期待したいところです。

熱心に資料に目を通します。

沢山の資料を見て、自身の意見を考えます。

グループごとにリーダーと書記を選び、意見を出し合います。

意見を伝えるのも熱が入ります。

最後はグループごとに発表をします。生徒目線の新鮮な意見に拍手が起こりました。