校長贅言89 第3学年球技大会

[校長贅言]

  9月4日(月)、エスフォルタアリーナ八王子にて、第3学年の球技大会が行われました。

 その前週末の天気予報では、熱帯低気圧に変わった台風12号の影響で関東地方は「警報級の大雨に注意」というものでした。各地・各国で異常気象による自然災害が相次いでいる中、とても不安でした。しかし、予報は良い意味ではずれ、午前中こそ降雨があったものの昼過ぎには晴れ間も見え、問題なく開催できました。

 もう一つの私のひそかな不安は、夏休みが明けてすぐの球技大会だったことです。中には休み中ほとんど身体を動かすことなく勉強に集中していたという生徒もいただろうし、いきなり競技に参加して怪我しないだろうか? というものでした。こちらも幸い、杞憂に終わりました。

 9時30分から開会式。増渕君の力強い選手宣誓で大会がスタート。さて、大会の中身は、午前が男子はフットサル、女子はドッジボール、午後は男女ともバレーボール、という種目で12クラス・12チームが競い合います。会場は、エスフォルタアリーナのメインとサブの体育館を使って男女の競技が同時進行で行われます。

 始まってみるとどの試合もどちらかと言えば和気あいあい、勝負にこだわるという感じではありません。それでも時折、フットサルでのボールの取り合いや、ドッジボールでの投球の際には真剣な表情が垣間見えます。フットサルのPK戦では観衆が固唾を飲む場面もありました。

 昼食をはさんで、午後は13時から「混合バレーボール」から始まります。これは文字通り男女混合の9人制バレーボールで、勝ち負けにこだわらず全チームが2回ずつ試合をするというもの。ときには担任や副担任もメンバーに入って(引きずり込まれて?)大きな声援を受けていました。

 混合バレーが終わっていよいよ男女バレーボール、メインアリーナで女子の、サブでは男子の試合が進みます。デュースなしの25点先取。男女とも、選手は気合が入っていて、応援の声も高くなっていきます。勝ち抜くチームを見ていると、ひと試合ごとにプレーに磨きがかかってくることに気づきます。

 バレーボールの決勝戦はメインアリーナで男女同時に行われました。クラスの垣根を超えて、それぞれのチームに声援が飛びます。ともに決勝戦にふさわしい内容で、16時に終了。勝っても負けても、どの選手の顔にもやりきったという表情が浮かんでいました。

 今日の主役は生徒たちでしたが、大会を支えた裏方も生徒たちでした。体育委員、放送委員、生徒会役員、保健委員、写真部員、ご苦労様でした。また悪天候の平日にもかかわらず50名以上の保護者の方に応援していただきました。ありがとうございました。

 

 《成績》

 フットサル    優勝 K組  準優勝 C組

 ドッジボール   優勝 H組  準優勝 K組

 男子バレーボール 優勝 L組  準優勝 J組

 女子バレーボール 優勝 H組  準優勝 G組

 

朝いちばん、体育委員のミーティング。

激しいボールの取り合い。

ピロティとは勝手が違うドリブル。

緊迫のPK戦。この後ボールは?

当てても、当てられても、笑顔?

ときおり本気モード。

渾身のねらいうち。

担任も入って和やかな混合バレー。

活躍する担任。

日ごろの鍛錬の技を発揮!

ネット際の攻防①。

ネット際の攻防②。

チームワークが光る。

個人技も光る。

ひと試合ごとに強くなる。