校長贅言88 2023年度体育祭 ~~本部席から~~
6月6日(火)、駒沢オリンピック公園第二球技場において体育祭が行われました。生徒たちが決めた今年のテーマは「努来笑 ~君の笑顔の理由になりたい~」です。
前週の予報だと、当日の降水確率が60%となった時もありましたが、週が明けると当日は曇天の予報、夜になってから雨、とのことでした。体育祭を行うには絶好の日和です。この日のために体育の授業では競技・演技の練習を重ね、3年生応援団は朝・昼と応援の練習を続けてきました。
開会式が終わると、1年生の「追いかけ玉入れ」から競技スタート。籠を背負った各色代表が玉を入れられないようにフィールドを逃げ回ります。入れられた玉の数が少ないほど高順位。4回戦、行われましたが、先生方も「代表」となって走り回っていました。続く2年生の「3人4脚リレー」では、息の合い方が勝敗を分けました。足並みが合わず、転倒してしまうチームも。次の3年生による「追いかけ綱引き」は、スタートの合図でフィールド内にいる女子が綱引きを始め、同時に男子はトラックを半周走ってから女子に加勢する、という競技です。この競技では緑組女子の強さが目を惹きました。男子の加勢を待たず、勝利をもぎ取るなど、他を圧倒してました。昼休みには、ソングリーダー部の演技に続いて、いよいよ応援合戦です。意匠を凝らしたユニフォーム、演技と応援の要素を取り入れた振り付けとで、これまでの練習の成果を発揮します。どのチームも個性的で、毎度のことながら甲乙つけがたいパフォーマンスでした。また、昼休みには保護者の会である三燦会から全校生徒に飲み物の差し入れがありました。ありがとうございます。
午後は、1年生の大縄跳びから競技再開。オリエンテーション合宿で経験済みですが、あるチームはさらに高い記録をめざして、また、あるチームはリベンジに燃えて、1回でも多く跳ぼうと必死でした。そして2年生による追いかけ玉入れ。続いて3年生女子による扇を用いたダンス。260名余という人数が息を合わせて一つの大きな舞いを表現します。毎年同じ感想を述べていますが、練習を重ねたとはいえ、全体で演技するのは本番が初めてなのに、よく動きを同調させられるものだと感心します。この次はうって変わって3年生男子の棒引き。中央に置かれた棒を、いかに多く自陣に持ってくるか、という単純なルールですが、単純なだけにパワーとスピード、そして戦略がモノを言う競技です。迫力がありました。
最後を飾る競技は、3つの学年から選ばれた選手による、選抜色別リレー。文字通り、抜きつ抜かれつという内容で、声援がひときわ高まりました。
こうして、恵まれた天候の下、盛り上がった今年の体育祭は無事に幕を閉じました。この日の欠席者は、3つの学年合わせて7名。体調不良者、負傷者も重篤なものはなかったのが幸いでした。平日の開催にもかかわらず、延べ500名近い保護者のみなさんにもおいでいただきました。この体育祭を実施・運営するにあたって体育委員、保健委員、放送委員、整美委員、視聴覚委員、写真部等のみなさんが力を尽くしてくれました。ありがとう。
生徒たちが大きな空の下、協力し合って力を発揮し、普段とは違う表情を見せてくれたことが、私たち教員には大きな喜びでした。
各チームの構成
青組=3年D組、3年F組、3年G組、2年B組、1年D組
緑組=3年C組、3年K組、2年E組、1年C組、1年H組
赤組=3年A組、3年I組、3年L組、2年A組、1年G組
白組=3年E組、3年H組、2年F組、1年B組、1年F組
黄組=3年B組、3年J組、2年C組、2年D組、1年A組、1年E組