東洋高校2025
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09■iPadを活用した英会話練習 英語4技能の中で、多くの生徒がスピーキングに苦手意識を持っています。しかし、スピーキングの上達には、英語を多く発声することが欠かせません。本校では、生徒全員が持っているiPadに英語教育用のアプリをインストールしており、録音した自らの発音を確認するなど、苦手克服に取り組んでいます。■ネイティブ教員とのティームティーチング ALT(Assistant Language Teacher)と日本人教員が一緒に授業を行うティームティーチングを取り入れています。使用教材は英語で流暢にコミュニケーションがとれるようになることを目指す、オールイングリッシュのテキストです。ドキュメンタリー映像など生のリソースを使用した興味深いトピックに基づいて生きた英語を習得します。英語でのコミュニケーションを主体とした「英語で考え」、「英語で発表する」授業を通じて、5技能(Listening, Reading, Spoken Interaction, Spoken Production, Writing)を伸ばします。■Global Studies Program(GSP) 2023年8月21日〜25日の5日間、希望者を対象にGSPを開催しました。 GSPとは、「多様な国の外国人学生と共に、グローバルな課題を『探究する』5日間」と題し、多様な個性や価値観に触れながら、自分の持つ才能や強み、可能性を発見する英語プログラムです。生徒たちは少人数のグループに分かれ、国内大学に留学中の学生をグループリーダーとして、英語を共通言語として使い、議論や発表を行います。「Mistakes are okay!」をモットーに、生徒たちは間違いを恐れず果敢に自分の意見を発信していきます。 昨年度の主なテーマは「My identity・Bias・Community」です。生徒たちはグループリーダーの力を借りながら、これらの話題を自分ごととして考え、英語を積極的に使いながら学びを深めていきました。プログラムの総括として、5日間で気づき学んだことをプレゼンテーション形式で発表しました。2024年度も同プログラムを夏に実施する予定です。■英語多読とOxford Big Read 1年生と2年生は夏休みの課題で、洋書についてのBook Reportを書きます。洋書を読むことで物語を楽しみながら英語を読む力を身につけていきます。さらには読んだ内容をポスターにまとめて、Oxford Big Readというコンテストに応募しています。洋書で読み、自分の解釈を絵にまとめ発信しています。朝の読書の時間に図書館で借りてきた洋書を読み、多読力を鍛えている生徒もいます。■TOKYO GLOBAL GATEWAY研修 希望者を対象にTOKYO GLOBAL GATEWAY(英語体験型学習施設)研修を実施しています。日常生活の様々な場面を想定したアクティビティやグループワークに参加します。非日常的なオールイングリッシュの環境で、海外さながらの英語体験をすることができます。■外部検定試験対策 本校では普段の英語の授業から英語検定試験対策を行っています。希望者には英検2次試験対策として、外国語科の教員とマンツーマンの事前指導を実施しており、準1級合格者も増えてきています。 生徒の意識の高まりから、年々受検者数は伸びており、日本英語検定協会から「優秀団体賞」を授与されました。また、GTEC(スコア型英語4技能検定)を1年生と2年生の全員が毎年12月に受検します。そのGTECにおいて、運営している(株)ベネッセコーポレーションより、「奨励賞」が授与されました。この賞は、前年度のGTEC受検結果からスコアが一定以上伸びた学校(受検集団単位で算出)に対して贈られるものです。 これらの外部検定試験対策の結果として、多くの生徒が大学入試において外部検定利用試験で受験をしています(昨年度は学年生徒のうちの6割が大学入学試験において外部検定を利用しました)。今後も生徒の選択肢が広がる取り組みをしていきます。より実践的な英語へ単語や文法の理解を基礎としながら、自ら英語で発信することを通して、「できた」という感覚を抱ける授業を展開します。また、他者とのコミュニケーションの機会を多く持つことにより、実践的な英語力の向上のみならず、ともに学び合う姿勢も育んでいます。英語学習

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