図書委員会ではこんな活動をしています!
本校図書委員会では現在、TFC(東洋フィルムコンテスト)への参加をきっかけに、シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)が主宰する『絵本を届ける運動』をテーマとしたさまざまな取り組みを行っています。この運動では、紛争や貧困などさまざまな理由から本を読む機会に乏しい地域に住む子どもたちに、日本の絵本を翻訳して届けています。委員会では例年、東洋祭にて生じた収益金を現地に絵本を送る資金に充て、現地語の翻訳シールを貼る作業にも参加してきました。
東洋祭の代わりとなるTFCにエントリーすることとなったとき、SDGsに掲げられた「質の高い教育をみんなに」という目標と、この活動がリンクしました。そこで、絵本の選定や翻訳作業も委員自らで「やってみる」ことに。すると見えてきた様々な疑問…「シャンティの方々はどのような基準で絵本を選んでいるのだろう?」「この活動が軌道に乗るまでにはどのような苦労があったのだろう?」
それらの疑問を解消するべく、シャンティに取材を申し込んだところ快く受け入れてくださり、東京事務所に訪問取材を行うことができました。活動についての詳細、届け先の地域(アフガニスタンなど)の様子、20年以上続くこの活動がいかに発展してきたかの歴史など、大変貴重なお話を聞かせていただき、生徒達は大きな収穫を得ることができました。
TFCのエントリー作品として、委員会の「やってみた」を動画でまとめた後(クラブ・委員会部門で準グランプリをいただきました!)、現在はシャンティへの取材内容など、動画では伝えきれなかった活動の意義や思いを知ってもらうため、掲示物作成などに取り組んでいます。コロナ禍で委員会活動が縮小傾向にある中でも、このように生徒達は自らのチャレンジで委員会活動を盛り上げています!