開花の代より感謝を込めて ~東洋高等学校吹奏楽部第15回定期演奏会のご報告~
令和元年5月4日に、開花の代の最後を締めくくる東洋高等学校吹奏楽部第15回定期演奏会を、練馬文化センター大ホールにて行いました。
多くの3年生の部員にとっては、この定期演奏会が最後の舞台。現3年生は、1年生の時から大会等で目指していた結果を掴むことができず、自分たちの代で努力を実らせる覚悟を決めてこの代を「開花」の代と名付け、2018年4月より活動してきました。「私たち吹奏楽部の活躍、音楽(表現)、サウンド、パフォーマンスを気に入ってもらってから、東洋高等学校の存在を知るような、そんなバンドになりたい」……そんな夢を語り合いながら、常に聴いて下さる方のことを意識し、新たなことにも挑戦しながら努力を重ねました。全国的に部活動の活動時間に対する見直しが行われており、私たちも、どのようにして時間を短縮した中でも充実した音楽づくりができるのか、悩みながらも、皆で頑張ってきました。しかし、出場した全ての大会において、望んでいた結果は得られませんでした。
定期演奏会の1週間前に本校のとある男子生徒に「定期演奏会、部活動の合宿があって行けないけど、頑張ってください! 東洋吹部のコンサートっていつも期待を裏切らないから、また行きたいって思わせてくれる!」と言ってもらえました。彼の言葉に感動し、心が救われました。「また行きたい!」と思っていただけるコンサート、多くの人に愛される音楽とパフォーマンス、それこそが、開花の代の生徒たちと一緒に目指してきたもの、開花の代の夢です。
初の5月連休中の開催、初の3学年合同での演奏会、初の日中開催、初の練馬文化センターでの開催に、お客様が集まってくださるか不安と期待が入り混じった感情の中、開演10分前にして受付のスタッフから「パンフレットが足りません!」との声が……500部用意していたパンフレットが開演前に足りなくなる事態!! もっと用意しておけばよかったと反省したと同時に、多くのお客様に恵まれたことに感謝で胸がいっぱいになりました(パンフレットをお渡しできなかったお客様、大変申し訳ございませんでした)。
ステージに上がると、600名を超えるお客様の姿が……。本校のコンサート史上最多となるお客様に見守られながら、これまで支えてきてくださった全ての皆様への感謝の気持ちを込めて生徒たちは全身全霊で音楽を届けました。
お忙しい中、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。
次の代は「翔舞」と名付けました。開花の代で築き上げた音楽・チームを更により良いものにし、東洋高校吹奏楽部を羽ばたかせ、華麗に舞いたい・・・・・・そんな思いが込められています。まずは、開花の代で果たすことのできなかった夏の吹奏楽コンクールゴールド金賞、都大会本選出場の夢を翔舞の代で必ず果たします。
今後とも、応援よろしくお願い致します。