21期 引退式

[ソングリーダー部]

 9月15日に、7月末の全国大会で引退した3年生の引退式を行いました。

 3年生は21期にあたり、初心者が多く、ソングリーディングの基本から練習をはじめ、たくさんの挫折を経験し、悔し涙を流しながら、全国大会への出場を成し遂げたメンバーです。

 引退式は、はなかっぱの「スマイル」という曲を3年生との思い出を織り交ぜた替え歌にして、歌のプレゼントからスタ-トしました。後輩たちが愛情込めて作ったおもしろ動画と感動動画を大きなスクリーンで鑑賞したあとはプレゼントタイムです。1、2年生全員は3年生に手紙を書き、一人ひとりの顔や名前がかわいくデコレーションされた大きなうちわなどをプレゼントしました。3年生や保護者の皆様からは1、2年生とスタッフ陣にユニフォームのデザインのクッションキーホルダーなどをいただきました。

 3年生のスピーチでは、一人ひとりが自分の言葉で、辛かったことや努力した日々を語りました。最後は、ソングリーダー部に入ってよかった、一生付き合える最高の仲間に出会えたなど、家族や先生たちへの感謝の気持ちを全員が言葉にしていました。自分と向き合い、チームの仲間と切磋琢磨しながら、成長を実感できた経験は、今後の人生においても大きな糧になると信じています。

 最後に、21期の部長と副部長を務めた生徒のコメントを掲載いたします。


 私は、ソングリーダー部に入るために東洋高校に入ったわけではなく、そもそも「ソング」というもの自体全く知りませんでした。そんな私がTwinkle21期の部長として、このように書かせていただけるようになるまでには、本当に数え切れないほどの試練があり、その一つ一つに色々な思いが詰まっています。

 私たち21期が1年生の時は、初心者と経験者でチームが分かれ、同期全員で同じ曲を踊ることはほとんどありませんでした。とても楽しそうに踊る先輩や経験者の同期を見ながら、自分との差を実感し悩んだ時期もありました。私はそんな自分から抜け出したい、もっと上手になりたいという思いを追いかけて自主練習に励みました。目に見える結果がすぐには得られず落ち込んだこともありましたが、ひたすら努力を続けるしかありませんでした。その結果、ずっとできなかった技が少しずつできるようになり、毎日踊っていた踊りがいつもより楽しく感じるようになりました。私はこの部活動を通して、努力が報われるまで頑張り続ける大切さを知ることができました。そして、何も知らない私に「ソング」というものを教え、できるようになるまでたくさんのアドバイスをかけてくださった先生、コーチ、先輩方、同期のみんなには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 2年生になると、部長としての在り方の壁にもぶつかりました。私たち21期はほとんどが初心者の代であり、1年生の頃からコーチなどに「この代は心配」と言われてきました。そして実際、先輩方が引退されてからの二大会で全国大会出場を果たすことはできませんでした。“毎日全員が全力で頑張っていたのに” “去年まではいけていたのに”という思いとともに、“私が部長じゃなかったら”と思ってしまった時もありました。しかし、私が部長になるまでにたくさん悩み、私を信じて部長という大きな役目を任せてくださった先生やコーチに結果で返したいという思いが強くなり、今までよりさらに気持ちを強く持ち、21年もの歴史があるTwinkleの部長だと胸を張れる人になろうと心に決めました。その後の二つの大会は、一人一人がこのメンバーで踊ることを楽しみ、全てをかけて大会に挑んだ結果、どちらも全国大会出場を果たしました。そして、大きく輝かしい全国という舞台で21×22の最後のソングを全力で演じきり、7月28日をもって21期は引退しました。

 引退後、今まで毎日会っていた同期や後輩と会うことも減り、少し寂しさも感じていますが、毎日頑張っている後輩の活躍を耳にした時はとても嬉しくなります。私は、私たち21期の後輩が22期・23期のみんなで本当によかったと心から思っています。ついてきてくれてありがとう。

 私は、こんなに愛に溢れているチームは世界のどこを探しても、この“Twinkle”だけだと思います。そんなチームに所属することができて本当に幸せでした。どの思い出も一生の宝物です。ここで学んだ全てをこの後の人生に活かし、日々頑張りたいと思います。
そして、今全力で頑張っている自慢の後輩、22×23のTwinkleへの応援をよろしくお願いします!
Go!Twinkle〜!♡

21代目部長 嶋津梗花(足立区立第十中学校出身)

 私がTwinkleとして活動した年半は誰よりも苦しみ、誰よりも楽しんだ日々でした。

 私は中学生の頃からソングリーダー部に入部する予定で東洋高校に入学しました。高校入学後、意気揚々とソングリーダー部に入部したはいいものの、勉強と週6日の活動のあるこの部活動の両立は予想以上に大変で、1年生の頃には本気でソングリーダー部を辞めることを考えたことが何度もありました。そんな中、私が部活動を続けられたのは顧問の先生をはじめ、コーチ、先輩方、そしてなによりも同期である21期の存在があったからです。常に一緒にいてどんな悩みも本音で話せる同期との関わりは、私の中でとても大きいものでした。長い期間一緒に活動していくことで互いのことを理解し合い、素の自分を受け止め合える仲間を失うことは非常に耐え難く、部活動を続けることを決心しました。

 しばらくして先輩方が引退され、自分が就くと予想していなかった副部長になり、今度は自分のことだけでなくより一層周りのチームメイトのことを考えて行動することを意識しました。かつての自分のように苦しんでいる後輩はいないか、全員が練習に来ることが楽しみになるような部活動の雰囲気が作れているかということに特に気を配りました。また、そのために自分が1番楽しむことを意識していたように思います。「視野を広く」という顧問の先生やコーチがいつも仰っていた言葉を自分なりに実行できたのではないかと思います。しかし、先輩方が引退されてからは、もともと毎回のように出場できていた、全国大会に出場することができなくなってしまい、苦しい期間が続きました。自分たちの代になってからは厳しい言葉をかけ合うような場面がほとんどなく、周りからは「もっと厳しい言葉も言い合ってぶつからないとだめだよ」と言われていました。厳しく言わないと全国大会には進めないのか、自分たちのやり方では駄目なのかと悩んだ時期もありました。しかし、大会ごとにミーティングを重ねたり、21期で話し合ったりしてそのままの自分たちのやり方を貫き、4度目の大会で初めて全国大会への出場権を得ることが出来ました。自分たちのやり方を貫いたまま、自分たちの中でも納得できる演技をし、結果を残すことができたのは私たちの1番の自信になりました。

 高校生活の間に、高い目標に向かって努力すること、仲間を思いやること、そしてなによりも途中で諦めないことの大切さをこの部の活動や、この活動を通して出会えた人との関わりを通して学ぶことが出来ました。辞めたかった部活動から逃げずに最後まで続けたという事実は、私のこれからの人生においても大きな自信になると思います。また、活動を終えた今、1番に感じるのはとにかく楽しかったなという前向きな気持ちです。辛かったものを最終的には楽しいという感情で終わらせられたということも、これからの私に大きく影響を与えてくれると信じています。

 たくさんの人に支えてもらえたTwinkleでの活動で得たものを最大限に生かし、何事にも妥協せず常に向上心を持ち続け、これからの人生をより実りのあるものにしていきます。そして、ずっと私たちを慕ってついてきてくれた後輩、引退後も練習を見に来てくださったOGの先輩方、毎日長時間の練習を見守り続けてくださった顧問の先生方、最後まで私たちを信じてくださったコーチ、誰よりも近くで支えてくれた家族の皆様、今まで本当にありがとうございました。Twinkleの活動に関わってくださった全ての人のおかげで無事活動を終えることができました。心より感謝申し上げます。

 これからは自慢の後輩である、22期と23期の代です。向上心が強く、何事にも素直に取り組むことができる後輩たちなら、より素晴らしいTwinkleを作ってくれると思います。今後とも東洋高校ソングリーダー部の応援をよろしくお願い致します。

 22期、23期のみんな頑張ってね!!!
 ずっとずっと応援してるよ!!!

21代目副部長 岩田さくら(葛飾区立金町中学校出身)

 “日頃から感謝の気持ちを忘れない” Twinkleで学んだことの一つです。
これまでの活動を振り返ると、たくさんの思い出と共に、今まで私たちを支えてくださった方々への感謝気持ちでいっぱいになります。この2年半でさまざまなな困難や壁にぶつかってきた私たちですが、同期7名で無事引退の日を迎えられたのは、周りの方々の日々の支えがあったからこそです。本当にありがとうございました。
 そんな愛溢れるTwinkleで過ごした2年半は、私にとって一生忘れることのない大切な宝物です。

 私たち21期は積極性の強い性格の持ち主がおらず、良い意味でも悪い意味でも“平和すぎる”代でした。そのため、部員同士での衝突はほとんどありませんでしたが、一方で自分の思っていることをなかなか言葉にできず、悩む時期もありました。先輩方が引退し、私たちが部を引っ張っていく番になったときには、自分たちはどうなりたいのか、どこを目指したいのかなど、同期内で話し合いを重ねました。目標に向かって日々練習を重ねていた私たちでしたが、それに見合うような練習や技術が足りておらずコーチに厳しいお言葉をいただくこともありました。改めて自分たちと向き合うきっかけができ、何度も話し合い、ときには涙を流しながら「全国の舞台に立ちたい、もっと上にいきたい」という各々の強い気持ちを再確認し合いました。

 そして迎えた結果発表。私たちのエントリーナンバーが呼ばれ全国大会への出場が決まり、みんなで抱き合いながら嬉し涙を流した瞬間は今でも忘れられません。最後の最後まで仲間と踊れる喜びを噛み締め、引退の日までチーム全員で駆け抜けてきました。演技時間はたった2分間ととても少ない時間ですが、本番の2分間は今まで何百回、何千回と踊ってきた中で1番楽しかったです!

 厳しい指導の中にも、愛のあるお言葉や励ましをいただき、私たちを導いてくださったコーチ。私たちの成長を見守り、日々たくさんのアドバイスをくださった顧問の先生方。最後まで私たちについてきてくれた頼もしい後輩たち。大好きな同期のみんな。Twinkleで出会った全ての方に感謝しています。共に厳しい練習を乗り越え、喜びや悔しさを分かち合いながら築いてきた絆は、今後も大切にしていきたいです。

 Twinkleで過ごしたこの2年半で様々なことを学び、技術だけでなく1人の人間としても大きく成長できたと感じています。そして、一緒にステージに立つ仲間のために頑張りたい、強くなりたい、と互いに思い合えるこのチームが大好きです。ここに来ることができて本当によかったです。これから、私たち21期はそれぞれ新しい道に進むことになりますが、ソングリーダー部で学んだことを胸に刻み、日々精進して参ります。
 22期、23期がんばれー!!!
 今後ともTwinkleの応援をよろしくお願いします!

21代目副部長 竹田陽茉里(浦安市立高州中学校出身)