2023年8月28日~29日 夏合宿② 北岳登山

[ワンダーフォーゲル部]

こんにちは。ワンダーフォーゲル部部長です。

今回は8月の北岳合宿についての報告をしていきたいと思います。

-1日目-

北岳は標高3,193Mの、日本で2位の高さを誇る山であり、登頂までには厳しい戦いが待ち構えているのですが、実は戦いは山を登る前から始まっていました。それはバスが駅から登山口に到着するまでの2時間以上を満員状態の中で立ち続けなければならなかったのです。正直、北岳登頂までの長い道のりの中で、トップ3に入るくらいきつかったです。バスが登山口に着き、こうしてやっと登山が始まるのですが「バスで2時間以上立ち続けた奴らだ、面構えが違う。」って感じでした。つまりはバスで立ち過ぎたせいで、自由に動ける登山は気持ちいいハイキング程度だったのです。こうして私たちは変化に富んだ北岳の雄大な自然を楽しみながら、1日目の目的地である白根御池小屋テント場に到着したのでした。テント場に到着後はテントを建て、すぐに晩ご飯づくりに取り掛かりました。綺麗な夕焼けを眺めながら1日目は無事に終わりました。

-2日目-

目的地は山頂、そして登山口に戻る事です。私たちは午前3時半に起床し、4時半に出発。テントを置いたまま登り始めました。暗闇の山を歩く経験は初めてで、とても心が躍りました。また、夜明けを見ることができたり、1日目以上に風景の変化が多く飽きずに歩くことができたので、とにかく気持ちの良い登山だったのを覚えています。また上に行けば行くほど酸素が薄くなっていくのを感じられて、肺が一生懸命活動しているのを感じ取ることができ、新鮮でした。こうして活き活きと登り始めて約4時間が経過した頃、ついに山頂に登頂することができました。山頂から見える景色は絶景of絶景であり、言葉で表せないほどに澄んでいました。また、「登って良かった」と感じさせてくれました。

小休憩を挟みいよいよ下山です。登りで疲れた後の下山は本当に辛く、特に山頂からテント場までの石がゴロゴロした坂は正直苦痛以外の何物でもありませんでした。更に最終バスの関係でキャンプ場のテント畳みと昼飯を30分で終わらせないといけなくなり、かなりハードなスケジュールで心身が疲れました。しかし、そんな下山にも面白いことがありました。それは見知らぬ東南アジア系の人たちの下山を顧問の先生がリードして一緒に下山し始めたことです。言葉は伝わらなくても心は伝わるとはまさにこのことなのだと感じました。そんなこんなで無事下山し最終バスにも間に合い、各自家路につくことができました。

こうして北岳合宿は無事幕を閉じました。

(記載者 Y.I. 2年)