東洋高等学校は東京都千代田区に位置する男女共学の私立高等学校です。

東洋高等学校

TOYOism

学校長のメッセージ

中学生の皆さんに話す機会があると決まって尋ねることのひとつに、「高校に行ってあなたは何をしたいのですか」、「何のために高校にいくのですか」、という質問があります。はっきりした答えを期待した質問ではなく、志望理由があいまいなままだと高校選びを誤ってしまいますし、先生や親から勧められたから、という他人任せの理由から進学先を決めてしまっては、貴重な3年間を意義なく過ごしてしまう恐れがあるゆえの質問です。

本校の校訓「自律・共生」には、誰の支配を受けることなく自らを律して、自身の目標に向かって計画的に努力を重ね、他者とのかかわりの中で目標を達成できるような人間になってほしい、という私たち教員の願いが込められています。

教科の勉強はとても大切です。一方でその教科の勉強と同じくらい大切なのが、自分と自分を包む状況を把握し、適切に判断し、行動していく、ということでしょう。学校行事や部活動の中で、自分は何をなすべきか、自分に何ができるのか、何を為したいのか、を模索し、手を抜くことなく全力でぶつかってゆく。これが若者の特権だと思います。

クラブにしても勉強にしても進路にしても目標を達成した生徒を見ていると、強い意志をもっているところが共通しています。強い意志を持つ生徒は、その意志を言葉で表すわけではありません。困難や障害にぶつかっても、言い訳をせずに、どうしたら目標に到達できるかを考え、黙々と行動しています。クラブがあるから勉強時間がとれない、勉強する環境が整わないから成績が伸びない、と言いたい気持ちはわかりますが、そのことを口に出す代わりに、彼らは「どうしたら問題を解決できるのか」を調べ、考えて行動する。こうした生徒が増えてきているのを、私は肌で感じ、頼もしい思いをもって見守っています。

こうした生徒たちに対して、私たち教員は日々「どのような教育活動を提供してあげられるか」を考えています。教育活動とは、学習をはじめ学校行事、クラブ活動、人として身につけるべきことを身につけることまでを含みます。目の前にいる生徒たちが私たちに求めているのは「答え」そのものではなく、「答えの求め方」「答えの導き出し方」についてのアドバイスであり、その事実は、形態や程度は異なっても生徒たちがそれぞれ自律を求めていることの証(あかし)のひとつであると受け止めています。

校長 石井 和彦

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